沖の島自然保護活動(中編)
2022年7月27日 10時57分昨日行われた、沖の島自然保護活動の中編です。はまゆうの移植活動の後の班別の活動のようすを紹介します。
3つの班に分かれて、活動しました。
①ハマオモトヨトウムシ駆除班
45年前に沖の島にハマオモトヨトウムシが大量発生したことによって愛媛県の天然記念物であるはまゆうが絶滅の危機に瀕して、このはまゆうの移植活動が始まりました。今回も、はまゆうの天敵のハマオモトヨトウムシの駆除を行いました。
みんな必死に探しますが、今年はハマオモトヨトウムシが一向に見つかりません。
20分ほどかかって、やっと発見しました。とはいいながら、これははまゆうの天敵なので、姿を見ないということは嬉しいことです。
これだけ探してやっと1匹ということは、過去にはなかったそうです。
聞くところによると、日振島の方が定期的に沖の島に来て消毒をされているそうです。地域の方が沖の島の宝、はまゆうを守っているのだということがよく分かりました。
②植物観察班
沖の島の特徴的な植物を、自然科学教室の講師の先生に教わりました。
次に掲載するのは、生徒がタブレット端末上で写真に植物名をメモしたものです。
城南中学校周辺では見られない、独特の植物がたくさんありました。
③マイクロプラスチック測定用砂採集班
この数年、海に漂うプラスチックが世界的に問題になっています。2年前から行っている、砂に含まれている微細なプラスチック、「マイクロプラスチック」を測定するための砂の採集をしました。
まずは、40cm四方の正方形を砂にかきます。
その線の内側の砂を1cm程度の深さですくい取ります。
どの班も、しっかり自分に与えられた役割を果たしてくれました。
今日は1,2年生の集合写真でお別れです。
明日はこのシリーズの最終回、後編をお送りします。
昨日から宇和島ケーブルテレビのUCATニュースで、沖の島自然保護活動の様子が紹介されています。視聴できる方はぜひご覧ください。