今日は「玉ねぎ」についてお話します。玉ねぎの原産は地中海沿岸で、エジプトでは6000年も前から栽培されていました。また、ペルシャ（現在のイラン）やインドでは、食べるだけではなく、玉ねぎの薄皮で、更紗という布を美しい金色や褐色に染めていました。玉ねぎが日本に入ってきたのは明治時代の初め頃だそうです。産地を変えながら収穫されて一年中出回っています。収穫した後、天日で数日干すことで長く保存が出来ます。給食ではほとんど毎日玉ねぎを使っています。消化液の分泌をよくして消化を助けたり、血管の中で血が固まるのを防いだりしてくれる働きがあります。また、肉の臭みを消して料理をおいしくしてくれます。