プリプリとした食感がおいしいエビ、芳醇な香りとやわらかな身質が魅力的なカニ。実は、カニの祖先はエビで、エビが進化を遂げたものがカニです。エビとカニに共通点があることからわかります。まずは、10本の脚があることです。一見８本に見えるタラバガニも実は、10本で、一対の小さな脚が甲羅の下に隠れています。二つ目は、ゆでると赤くなることです。アスタキサンチンという色素を持っているためです。三つ目は、同じうまみ成分をもっていることです。四つ目は、同じアレルゲンを持っていることです。エビとカニの形は、ずいぶん違っていますが、危険な海の中で生き残るために、それぞれ長い年月をかけて少しずつ進化した結果です。生物の進化は面白いですね。