合同避難訓練
2022年9月17日 12時35分木曜日の話題です。
愛媛県警が主催する合同避難訓練に城南中学校からは20名の生徒が参加しました。
すしえもん横の宇和島プロジェクトで行われました。振り返るときれいな虹がかかっていました。避難訓練ながら、なんだかワクワクします。
3階の食堂で、開会行事が行われました。
宇和島警察署の警備課の方から説明がありました。
続いて宇和島プロジェクトの社長さんからあいさつがありました。
続いて訓練に移りました。1階と2階に分かれて、中学生が工場見学をしている中、震度7の地震が発生し、津波の恐れがあるという想定で行いました。
従業員の方の誘導によって、3階の食堂に避難完了しました。
続いて、きさいや広場に移動して災害発生時に駆けつける警察車輌や救助に使われる道具の見学・体験を行いました。
運転席に乗せさせてもらいました。
なんとドイツ製の車輌です。
ヘルメットが似合っていますね。
こちらは、金属やコンクリートを切断する機械です。
アルミ缶が真っ二つになりました。
こちらは建物が倒壊した際に救助するための隙間をつくるエアジャッキです。
このサイズで、6トンの重みを持ち上げることができます。6トンといえば、だいたい大人100人分の重さです。
滅多にお目にかかることのないものにたくさん触れることができました。
続いて、また宇和島プロジェクトの社屋に戻り、愛媛県警のヘリコプター「いしづち」の見学を行いました。
このヘリコプター、最大時速は300kmを超えるそうです。
この後、会議室に移動し、防災に関する学習会を行いました。
南海トラフは太平洋沖合に300kmの長さで走っていて、大陸プレートと海洋プレートが接するところです。沈み込むプレートの作用によって、岩盤にひずみが生じ、耐えられなくなった時に地震が起こります。
南海トラフ地震は、10年以内に30%、30年以内に70〜80%、40年以内に90%の確率で発生すると言われています。今の中学生が55歳になるまでに、きっと起こります。その時のために備えが必要です。
なぜそのような確率が数字で出るかというと、プレートが沈み込む速さは決まっていて、それによる岩盤の歪みが大きくなる時間が予想できるからです。大きな歪みができて起こる地震ほど揺れが大きくなります。過去の南海トラフ地震の記録を見ても、100年ぐらいの周期で地震が発生しているのが分かります。
まえの昭和南海地震から76年が経ちました。南海トラフのプレートの境界には、どんどん地震のエネルギーが溜まっている中、私たちは生活しているのです。
それに備えて食料を備蓄することはとても大事です。家庭では1週間分の水と食料を備蓄してほしいということでした。ちなみに、人は1日に水が3リットル必要だそうです。1週間過ごすのであれば、家族1人あたり20リットルの水を備蓄すればいいようです。
また、ガスや電気が使えなくなるので、カセットコンロも備えたい物の一つです。
ラーメンや米、乾パンなどの炭水化物の食品を備蓄する人が多いですが、これだけでは体調を崩しやすいそうです。これに加えて肉や魚の缶詰も一緒に備蓄するといいそうです。
備蓄食品は定期的に賞味期限を確認し、期限が切れそうなものは食べて、食べた分新たに購入するという、「ローリングストック法」が効果的だそうです。
最後に生徒会長がお礼の言葉を述べました。
港には、愛媛県警の警備船が来ていました。
船の中の見学をさせてもらいました。
最後に記念撮影。
楽しみながら防災について学ぶことができました。
この話題、昨日の夕方から宇和島ケーブルテレビのUCATニュースで紹介されています。視聴できる方は、ぜひご覧ください。
また、宇和島ケーブルテレビでは、今日と明日の2日間、次の予定で城南中学校の体育祭が放映されます。
【9月17日(土)】
19:00~
【9月18日(日)】
10:00~
13:00~
16:00~
19:00~
こちらも視聴できる方はぜひご覧ください。