第724回自然科学教室
2022年6月11日 20時44分本日、城南中学校で自然科学教室が行われ、教室の会員の100名の小学生が参加しました。
3つの教室に分かれて、中学生が学習をリードしました。
沖の島自然保護活動の発表・はまゆうの種植え
昨年度沖の島に参加した3年生3名が発表を行いました。
発表の後、昨年度とっておいたはまゆうの種を小学生に植えてもらいました。
今日植えたはまゆうを中学生で大事に育て、2年後沖の島に移植することになると思います。今日種を植えた小学生の中には、中学生になってこのはまゆうを沖の島に持って行く人が出てくるかもしれませんね。
マイクロプラスチックの摘出
2年前から、沖の島の砂を持ち帰り、どれだけマイクロプラスチックが含まれているかを調べています。
砂からマイクロプラスチックを取り出す方法を説明し、小学生にも実際に取り組んでもらいました。
沖の島の砂にはあまりマイクロプラスチックは含まれていないので、今日は石応の堂崎海岸の砂を用いました。発砲スチロールのかけらを中心に、たくさんのマイクロプラスチックが含まれていることが分かりました。
海にプラスチックなどのごみを捨ててはいけないなと感じてくれたようです。
沖の島トランプ学習ゲーム
2年前に作成した沖の島トランプを通して、沖の島や愛媛レッドデータブックに掲載されている生物について学習しました。
小学生にも親しめるように、絶滅危惧Ⅰ類を「絶Ⅰ」、絶滅危惧Ⅱ類を「絶Ⅱ」、準絶滅危惧を「準絶」と略すなどして、工夫したゲームを科学部のみんなで事前に考えていました。
小学生の皆さんから「楽しかった」という声をたくさん聞くことができました。
科学部のみなさんの時間をかけた準備によって、小学生のみなさんを笑顔にすることができました。
小学生だけでなく、中学生にとってもとても充実した学習会になりました。