今日の給食
2022年5月25日 18時45分
ケチャップは、野菜を煮て裏ごしをし、いろいろな香辛料や調味料を加えて作ったもののことを言います。ケチャップとよく似たピューレは、ケチャップのように味をつけません。ケチャップやピューレを日本で初めて作ったのは、蟹江一太郎という人です。明治時代、軍隊に入っていた彼は、ある日昼食の席で上官から西洋料理に関心を持ったほうがよいという話を聞かされました。そして軍隊を出てから西洋野菜を作り、ホテルやレストランに売りに行きました。その時いつも売れ残るのがトマトだったのです。そこでトマトを他のものに加工したらどうかと考え、名古屋ホテルの料理長に、外国で作られたトマトソースをもらい、それにヒントを得て、トマトピューレを考え出し、現在ではケチャップやピューレは調味料として欠かせないものになりました。